HSBC が Waffo に出資し戦略提携 — 次世代のローカル決済を世界へ

HSBC が Waffo への戦略的出資を完了。430以上のローカル決済手段と税務コンプライアンスの自動化で、AI・SaaS 企業のグローバル展開を後押しします。

カテゴリー資金調達・受賞
公開日

2025年9月、HSBC はグローバル決済テクノロジープロバイダーである Waffo と戦略的パートナーシップを締結し、出資を完了しました。

この取り組みは、430以上の代替決済手段(APM)の世界展開を加速し、法人顧客にローカライズされたグローバルアクワイアリングと MoR ソリューションを世界各地で提供することを目的としています。

Waffo との提携発表で基調講演を行う HSBC の David Liao 氏。

AI・SaaS・ゲームなど高成長セクターを支援

この包括的な枠組みのもと、HSBC は Waffo の決済オーケストレーション層とモジュール型のプロダクト群を活用し、グローバルアクワイアリングと決済インフラの機動性を高めます。

グローバルなサブスクリプション課金や VAT/GST コンプライアンスが事業拡大の大きな課題となる AI・SaaS・ゲームなどの高成長セクターへのサービスを強化します。

新興市場の「ラストワンマイル」をつなぐ

今回の出資は、クロスボーダー決済インフラの進化における大きな転換点です。Waffo の深いコンプライアンスの知見と迅速な導入力を取り込むことで、HSBC は、細分化された市場でもスムーズなローカル決済体験を通じて顧客の成長を後押しできる体制を整えます。

Waffo のプラットフォームは統一 API を通じて、電子ウォレット、QR コード、後払い(BNPL)など、50か国以上で430以上のローカル決済手段に対応しています。東南アジア、中南米、アフリカ、東アジアといった、ラストワンマイルの決済統合が事業拡大の壁となる新興市場で特に強みを発揮します。

出資の成立を祝う Waffo と HSBC の幹部。

拡張性の高いインフラに向けた共通のビジョン

HSBC 国内・新興国決済部門グローバル責任者の Lewis Sun 氏は「Waffo との提携を発表できることを嬉しく思います。拡張性が高く、規制に準拠した、強靭なエコシステムをともに築いていきます。この協業は HSBC のオムニコレクト(Omni-collect)ソリューションに欠かせない要素であり、デジタルマーチャントサービス(DMS)基盤を強化して、シームレスな連携と質の高いサービスの提供を支えるものです」と述べています。

HSBC Ventures アジア責任者の Louisa Zhang 氏は「企業のグローバル化が進むなか、多様な決済チャネルをつなぐ現代的なプラットフォームへのニーズはきわめて高まっています。今回の出資により、HSBC は決済インフラの最前線に立ち続け、未開拓の市場でデジタルコマース事業の拡大を加速します」と付け加えました。

Waffo 共同創業者兼 CEO の Frankie Fan は、今回の提携はグローバルコマースの「ラストワンマイル」の課題を解決するという両社共通のビジョンを反映したものだと述べました。「スピードと信頼を拡張性の高いインフラと組み合わせることで、企業が自信を持って新しい市場に参入できるよう支援します」

この​記事は​役に​立ちましたか?

法人でも、​個人開発者でも。

入口は二つ。プロダクトづくりに専念できるよう、どちらも Waffo が決済を支えます。